水に絵を描くと言われると、どんな実験を思い浮かべるでしょうか？
絵の具で色を付けただけの水を思い描いていますか？
ここではホワイトボードによく使われる辺を使って、絵そのものを水の表面に広げていきます。
使う道具はスライドガラス、ホワイトボード用のペン、水を張った洗面器です。
スライドガラスは顕微鏡で観察したい小さな物質を乗せるものなのですが、とても滑らかな表面をしているので、この実験では大切なポイントになります。
よく乾燥しているスライドガラスにホワイトボード用のペンで好きな絵を描いていきます。
絵が乾いたら絵を描いている方を上にしてスライドガラスを斜めにそっと水につけていきます。
ゆっくりつけていくと少しずつ水に浮いていくので、全体が浮き上がるまでゆっくりとつけてあげましょう。
ではなぜ絵が水に浮くのでしょうか？
これはホワイトボード用のペンの成分に秘密があります。
ホワイトボードに書くときにすぐに消しやすいように、このペンにはホワイトボードにくっつかないための成分、はくり剤が含まれています。
水に浮かべる際にこの成分は水に溶けてしまうので油分であるインクだけが残って水の表面に浮くのです。
ホワイトボードのペンを使えば少し大きな絵でも浮かせることができるので、いろいろ試してみるのも楽しいですね。
実験の際に使われるスライドグラスは一般家庭にはなかなか無いものなので、クリアファイルを使ってみてもいいようですよ。
参考サイト
http://www.tv-osaka.co.jp/ip4/muchami2014/housou/1228480_7701.html
テレビ大阪 かがくdeムチャミタス！水面に絵を描くには…？
