近所に少し認知症気味のおばちゃんと足と腰が悪いおじいちゃんが住んでいる。
その家には黒猫もいるけれど、飼っているのではなく
家に来て住んでいるという。
ある日、私が家ですることがなくいる時、その猫はいつの間にか隣にいました。びっくりした!
私の隣でやはり退屈にしていた子犬もびっくりした様だった。
その猫が一言。
「隣の家のおばあちゃん、水をこぼした」
と言って壁を抜けて(突き抜けて?)出て行った。
隣の家に行って玄関を開けると、すぐに台所側でザーーーーと水音が聞こえた。
呼んでみたけど、おばあちゃんもおじいちゃんも答えがなくて躊躇したが家に入った。
おじいちゃんとおばあちゃんが台所で倒れていた。
水の音は台所の水道が開いていて蛇口から水があふれる音だった。
おじいちゃんとおばあちゃんは幸い生命に支障はなかった。
それにもかかわらず、黒い猫は消えてしまった。
私が直接体験した少し怖い経験です。