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【理解すると怖い話】名無しさん

若い頃にBarで働いていました。

基本的には良いお客さんばかりのお店でしたが、たまに変な客もいた。
ある日の夜、一人でふらりと訪れた客の話だが、名前は名無しさん。
なぜ名無しさんなのかはずっと読んでみると分かるようになる。

名無しさんは、20代前半の若い客だった。
しかし、ポケット事情が良いかお金をよく使う客だった。
初めて来た客は、どんな人なのか見るために、最も接客を得意な私が担当していた。

最初の訪問から、高価なお酒を瓶でキープして、お店で最も高価なおつまみを注文したり、ホステス皆に寿司までふるまって気持ちよく帰っていった。
二度目の訪問では、瓶が空だったので、より大きな瓶を注文してキープ。
店のホステス全員にチップをくれて、今回も気持ちよく帰った。
三回目の来店で瓶が空いて、同じ酒をキープしてはつまみもどんどん注文した。

ところで、決済の時
「今日はお金ないからつけでも大丈夫ですか?」と言ってきた。

対応を店長に任せたところ、マスターが「名刺をもらえますか?」と言った。
ちなみに、以前に訪問したときに2回とも仕事と名前について尋ねたがごまかされた。
だから、ニックネームや瓶に貼った名前は、名無しだったのだ。

名無しさんは「名刺は今、なくて」ともぞもぞしていた。

そして、「名前も職業も分からない人のつけは、ちょっと難しいですね…」と伝えて断った。

名無しさんは「次に来る必ず支払うことから。」と土下座してまで懇願した。

マスターもここまでされると折れて、おそらく再び来ることはないだろうという感じで半分あきらめにつけにしてくれて、変な雰囲気だけを残し名無しさんは帰った。

連日訪問していた名無しさんは現れず、一週間以上経過し
やはりこのまま来ないのだろうかと思った頃、名無しが来店。

私もマスターもまさか来るとは思っていなかったので、嬉しくて笑顔で迎えた。
名無しさんが喜んで話をしたり冗談をしたりして、楽しい雰囲気になった。
その日もホステスにお寿司も降るまい、つけも支払って気持ちよく帰った。

名無しさんが帰ってから、名無しが座っていた場所を整理するためにカウンターを出て椅子の向きを変えようとした。

しかし、椅子が回らなかった。
「うん?」

不思議に思ってカウンター下を覗いてみると、カウンターの底にアイスピックが刺さっていた。

「もしかして、気に入らない応対をしたら、これで刺そうとしていたのかな···?」とぶるぶる震えていると、店のドアが開いた。

びっくりしてそちらを見ると、警察二人と私服警官のような人が入ってきた。

用事を聞くと「横の店からの客がアイスピックを盗んだといいます。アイスピックを持った客が来ていないですか?」と言う。

私は「アイスピックとは、これでしょうか。」とカウンターの下を指さした。

警察はそれを抜いては、「この人は要注意人物なので、気をつけてください。」とだけ言って帰っていった。

すでに捕まったのか、それともまだ捕まっていないのかは分からないが、警察は犯人を知っている様子だった。

マスターが追いかけてあれこれ聞いてみたが、名無しについては何も答えなかったという。

だから名無しさんはまだ名無しのままである。








2021/08/28 23:40  Written by Corin

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