無料ゲームニュース

  • ワウゲーム日本語版ワウゲーム英語版ワウゲーム中国版
無料ゲーム、フリーゲーム、ゲームニュース
スマホ
スマホ
タブレット
タブレット
トップワウゲームニュースゲーム       ゲームの話題 |  おもしろ動画 |  感動動画 |  食べる |  怖い話

『Everybody’s Gone to the Rapture』の開発元が新作タイトルの存在を公開

インディーゲームの中には『アート系』等と呼ばれるタイトルがあります。
エンターテイメント性が低い代わりに、美麗なグラフィックやこだわったストーリー性など、ゲームというよりもアート作品に近い性質を持つこれらの作品群には賛否両論ありますが、特定層からの熱い支持を受けていることは確かです。

そんな作品をリリースしているデベロッパーのひとつ、The Chinese Roomが新作を発表、注目を集めています。

■作家性が出るインディーズのアート系タイトル

商業タイトルは極論してしまえば『儲ける』ことが目的であり、つまりまず売れることを第一の目標として開発されるものです。
大手メーカーの手掛ける対策ともなればその開発にかかる資金も莫大な額となり、その資金を回収するために開発者は『いかに多くのプレイヤーを惹きつけるか』開発の命題にせざるをえません。

これに対してインディーゲームは開発規模が小さく、製作にかかる資金も安く抑えることができます。
だから、大手のタイトルでは難しい、製作者の作家性が前面に出ているようなエッジのある作品がより創りやすいともいえます。

アート系タイトルで知られるデベロッパーの代表格なスタジオのひとつにTale of Talesがあります。

Tale of Talesはモノクログラフィックで、プレイヤーのできることは、操作キャラである老婆を墓地の中で歩かせることだけ、という『The Graveyard』というタイトルで有名になりました。
その後製作した「赤ずきんちゃん」の童話をモチーフとした『The PATH』は日本語ローカライズもされて話題を呼んでいます。

『The PATH』


ただ、インディーゲームとはいえ、開発資金を回収し利益を上げなければならないのは大手のタイトルと同じです。
Tale of Talesは『The PATH』の後に出した作品が失敗したことから商業ゲームの市場から撤退することを表明しています。
製作者の作家性とエンタテイメント作品としての商業性を両立させなければならず、なかなか難しいところです。

■The Chinese Roomの新作

The Chinese Roomが注目を集めるきっかけとなったのは、『Dear Esther』というアドベンチャーゲームです。

『Dear Esther』は元々、FPSの人気作品『Half Life 2』のMOD(ゲームのデータを改変して別のゲームとした作品)として開発されたタイトルのリメイク版です。

Dear Esther - Official Trailer - YouTube



元になった『Half Life 2』にあったゲーム性を完全に排除したこの作品でプレイヤーのできることは、ただ孤島の中を歩きまわることだけです。
道を進んでいくと、物語の断片と思しき情報を集めることができ、プレイヤーはその情報を元に主人公の物語を推理することになります。

哲学的とも言われる物語性と美麗なビジュアルで『Dear Esther』は評価され、リメイク版はインディーゲームとしては一週間で5万ダウンロードと、インディーゲームとしては異例のヒット作品となりました。

また、イギリスの田舎町を舞台に人類消失の謎を解くアドベンチャーゲーム『Everybody’s Gone to the Rapture』はPlayStation4専用ソフトとしてローカライズされ、『Everybody’s Gone to the Rapture-幸福な消失』としてプレイステーションストアでダウンロード購入することが可能です。

『Everybody's Gone to the Rapture -幸福な消失-』 PV「責任」 - YouTube



2月16日に公表された情報では、The Chinese Roomの新作はジャンルも不明ですが、「自社パブリッシング」を行うことが表明されており、プレイヤーと交流しあいながら、オープンなゲーム開発を行っていく方針が示されています。
デベロッパーの持つ作家性と、プレイヤーのニーズのバランスを取るための手法と見ることもできるでしょう。

発表から数週間中には作品ディティールに関する新しい情報が公表されるというこの新作、果たしてどんな作品になるのでしょうか。








2016/05/10 16:00  Copyrights(C)wowneta.jp

この記事が気に入ったら



会社紹介 | 利用規約 | プライバシーポリシー | フラッシュゲームレンタル | 広告掲載について | お問い合わせ
Copyright(C) 2004-2024 AISE,Inc. All Rights Reserved.