小麦粉を使った料理はたくさんありますが、パンのようにすべてが膨らむわけではありませんよね。
パンにはふくらませるための科学的な秘密が隠されています。
その秘密を探してみましょう!
パンの材料は主に小麦粉、砂糖、塩、水、スキムミルク(牛乳など)とイースト菌(酵母)と呼ばれるものがあります。
中でも重要なのがこのイースト菌(酵母)です。
そこで、酵母の働きについてビーカーの中で実験してみましょう。
まず、パンを作る際に必ず使われるイースト菌をビーカーに入れます。
このままでは何の変化もありませんが、ここに40度のお湯に砂糖を3グラム溶かしたものを100ml用意して入れます。
すると、時間がたつにつれて泡が出てきてその気泡がどんどん膨らんでいきます。
この気泡はパンの生地の中でも同じように反応しているため、生地が泡によって膨らんでいくのです。
ではなぜ気泡ができるのでしょうか?酵母は酵母菌と呼ばれる菌です。
人間には有益な菌で、きのこやカビの仲間です。
ほんのわずかな糖分でもそれをエネルギーにして増えることができます。
糖分をエネルギーにする際に、酵母は二酸化炭素を排出します。
実はこの二酸化炭素の泡がパンを膨らませる泡になっていたのです。
他にも酵母菌を使った食べ物などがあります。思い出してみましょう。
参考サイト
https://www.shizecon.net/award/detail.html?id=61
パンきじとイーストきんの働き大調査-パンがふくらむひみつ- (小学校の部 佳作)|入賞作品(自由研究)|自然科学観察コンクール(シゼコン)