昨今、カードゲームと聞けば『遊戯王』や『シャドーバース』といった対戦形式のトレーディングカードゲーム(TCG)を連想する人も多いかもしれません。
しかし、TCGを遊ぶには対戦相手が必要になりますし、強いカードデッキを組むために金銭的な投資もしなければならないでしょう。
でも、中には対戦相手がいなくても気軽に一人で遊べるカードゲームもあるんです。
ゆるくてかわいいイラストで一人気軽に楽しめるカードゲーム『シェフィ』を紹介しましょう。
■現代のカードゲーム人気の起源は『Magic: The Gathering』
カードゲームそのものの起源をたどるならトランプに行き着くでしょうし、カルタや百人一首もカードゲームの一種と言えるかもしれません。
近年のカードゲーム人気の主流はレーディングカードゲーム(TCG)ですね。
TCGは1993年に発売された『マジック・ザ・ギャザリング(Magic: The Gathering MTG)』を元祖としています。
それまでのジャードゲームが決まった内容のカードを使って遊ぶものだったのに対し、MTGはプレイヤーが自分の好きなカードを組んでデッキにすることが出来、カードのコレクション性も合わせ異例の大ヒット作品になりました。
レア度の高いカードにはネットオークションでも高額が付くことが多く、中には300万円で取引されたものもあります。
最初は紙製のカードを使ったアナログゲームとして始まったTCGですが、システム的にはスマホのソーシャルゲームとの親和性が高いことから、現在では多くのソーシャルゲームがカードゲーム、あるいはそれに類するシステムを導入しています。
■手軽に遊べるカードゲームの代表格、クロンダイク
TCGは本格的にプレイしようとすると、どうしても手間暇や金銭的負担が大きくなってしまうことも否めません。
一方で、手軽な息抜きとしてひとりで楽しめるカードゲームを好むプレイヤーもいます。
トランプにはひとりで遊べるルールが数多く存在しています。
フリーセルやスパイダなどが有名ですが、中でもよく知られているのがクロンダイクです。
クロンダイクと聞いてもピンと来ないかもしれません。
しかし、ソリティアという名前なら聞き覚えがあるという方も多いのではないでしょうか?
ソリティアとは本来ひとり遊び用のゲーム全般を指す名詞です。
トランプ以外の遊具やゲームを利用したソリティアも数多く存在しています。
麻雀牌を使う上海などが有名ですよね。
クロンダイクがソリティアと呼ばれることが多いのは、Windowsに標準添付されているクロンダイクのゲームプログラムが「ソリティア」と呼ばれるためです。
■もこもこひつじを1000頭集めろ!!ニンテンドー3DS版『シェフィ』
『シェフィ』は専用カードを用いて遊ぶソリティアの一種です。
『シェフィ』のカードは、ひつじ(の頭数)を表すカードとさまざまな効果のあるイベントカードで構成されています。
プレイヤーはイベントカードのさまざまな効果を使ってひつじ1000匹の群れを作ることを目標としてプレイします。
2013年に紙製のカードを使うアナログゲームとしてリリースされ、カードのイラストの持つ、ゆるキャラ的な魅力もあって注目されます。
2016年7月にはスマホゲームとしてiOS/Android版が配信、11月9日にはニンテンドー3DS用ダウンロードソフトの配信が開始されました。
3DS版にはスマホ版のストーリーモードやチャレンジモードなどに加えて、初心者向けのプラクティスモードが追加されています。