『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』は1995年に公開されて世界的評価を受けたアニメ映画『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』を製作したProduction I.Gが製作、2002年に放送されたテレビアニメ作品です。
放送から14年が経過した今なお熱狂的な支持を受けるこのアニメシリーズをゲーム化したオンラインマルチプレイFPSが2016年11月末よりサービスを開始します。
■ジャパニメーションブームの先鞭をつけた『攻殻機動隊』」
『攻殻機動隊』は1989年にヤングマガジン海賊版に連載開始され、1991年に単行本化された士郎正宗のSFコミックです。
このコミックを原作として製作された押井守監督作品の『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』はアメリカ・ビルボード誌のビデオ週間売上1位を記録するなど海外で高い評価を受け、ジャパニメーション=日本製アニメブームのきっかけとなりました。
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近未来、ネットワークが高度に発展し、多くの人が身体をサイボーグ化した時代を舞台に展開する『攻殻機動隊』には、“光学迷彩”“電脳”“義体”等、近年のSF作品で見かけることの多いギミックやガジェット、用語が登場、近年のサイバーパンクやバーチャル・リアリティといったジャンルのエンターテイメントの原型とも言える作品です。
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2002年にはTVシリーズ『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』、2013年にはこれまで映像化されたシリーズの前日譚に当たる劇場版作品『攻殻機動隊 ARISE』が公開、更に2017年にはハリウッド実写版の公開が予定されるなど、その世界的人気は今なお収まることを知りません。
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■攻殻機動隊の世界を舞台にしたオンラインマルチプレイFPS
ネクソンは2016年9月6日、アニメ『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』を原作とするオンラインゲーム『攻殻機動隊S.A.C. ONLINE』の国内サービスを発表、そのサービス開始が同年11月末になることが決定されました。
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『攻殻機動隊S.A.C. ONLINE』は原作に登場する特殊部隊、公安9課の一員としてサイバーテロリストと戦うファーストパーソンシューティング(FPS)です。
ゲームではキャラクターが固有のスキルを持ち、このスキルをプレイヤー間で共有できる「スキルシンクシステム」を、その大きな特徴としています。
ヒロイン・草薙素子が使用する姿を消すスキル“光学迷彩”や、狙撃手であるサイトーの使う障害物越しに敵を見ることのできる“ヒートセンサー”など、それぞれの持つスキルを如何に共有し、作戦行動を行うか。原作さながらの戦略的なプレイが楽しめるFPSとなっています。
また、登場するキャラクターの声をアニメ版と同じ声優が務めるのも注目ポイント。
ゲーマーのみならず、アニメファンにも注目される作品となりそうです。