2016年11月29日に全世界同時発売を控えて盛り上がる「ファイナルファンタジーXV」ですが、そのスマホ版MMOが発表、話題を呼んでいます。
■紆余曲折を経て発売に至る「ファイナルファンタジーXV」
ドラゴンクエストシリーズと並び、スクウェア・エニックスの看板タイトルでもあるファイナルファンタジーシリーズ。
ナンバリングタイトルとして最新作となる「ファイナルファンタジーXV」は最初の発表から実に10年越し、紆余曲折を経て発売にたどり着いた作品です。
スクウェア・エニックスが「ファイナルファンタジー15」の計画を初めて発表したのは2006年5月のこと、当初予定されていたタイトルは『ファイナルファンタジー ヴェルサス13』でした。
当時、スクウェア・エニックスはファイナルファンタジーシリーズのナンバリングタイトル13作目に当たる「ファイナルファンタジー13」をひとつの作品(一本のゲーム)としてではなく複数の作品からなる「ファブラ ノヴァ クリスタリス ファイナルファンタジー13」プロジェクトとして発表、『ファイナルファンタジー ヴェルサス13』は『ファイナルファンタジー13』『ファイナルファンタジー アギト13』と並ぶプロジェクトの中核作品に位置づけられていました。
しかし、最初の発表以後、『ファイナルファンタジー ヴェルサス13』の開発進捗については長い間公表されず、2011年には『ファイナルファンタジー アギト13』が『ファイナルファンタジー零式』に改題されて発売されると、プロジェクト名からも『13』の表記が外されることになりました。
2013年にスクウェア・エニックスは『ファイナルファンタジー ヴェルサス13』を『ファイナルファンタジー15』に改題、結局「ファブラ ノヴァ クリスタリス ファイナルファンタジー」プロジェクトとは独立した作品としてリリースすることを発表しました。
その後もディレクターであった野村哲也氏の降板など紆余曲折を経て、2016年9月30日に発売することを公表、更に発売延期されて同年11月29日の発売がようやく確定しました。
■シリーズとしては異色のファイナルファンタジーMMO
2016年11月8日、スクウェア・エニックスは「ファイナルファンタジー15」の世界を舞台とする、スマホ用MMORPGを製作していることを公表しました。
「スマホFF15」の開発を担当しているのは「ゲーム・オブ・ウォー」で知られるMachine Zone。
本編の「FFXV」と同じ世界を舞台に、同じキャラクター、同じ音楽が使われる予定ということです。
「ファイナルファンタジー」シリーズのオンラインゲーム化は、もともとMMORPGとしてリリースされている「ファイナルファンタジー11」と「ファイナルファンタジー14」を除けば異例のことです。
2016年10月には「ファイナルファンタジー15」の有料DLCとしてオンラインマルチプレイモードがリリースされることが公表されており、話題になっていました。
DLCのマルチプレイモードとはまた別の展開を見せるスマホMMO版「FF15」。
FFシリーズファンならずとも、気になる作品になりそうです。