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映画『アサシンクリード』で行われる高さ38メートルのダイブ

以前よりハリウッド映画界ではゲーム原作のものがありましたが、ここ数年はゲーム会社自身が参画するようになってきています。
それだけに原作ゲームの良さが再現でき、設定も大きく変えられることがないためゲームファンからも高評価を得られるものが増えてきているようです。
2017年に公開予定となっている映画『アサシンクリード』もその1つです。

■『アサシンクリード』とは

フランスに本社を持つゲームメーカー「ユービーアイソフト」が2007年に発売したステルスアクションゲームが『アサシンクリード』です。
プレイヤーが操作することになる主人公は、現代に生きる人物でアニムスというシステムを使って自身の遺伝子に残っている先祖の記憶を追います。
そしてその過去世界ではアサシン教団に関係する重要人物となって、過去の世界で歴史上の人物を交えた事件を体験し、過去から現代に続く大きな陰謀に立ち向かっていくのです。

現代では平凡で特別な能力も持たない主人公ですが、過去の世界では超人的な運動能力を持っていて、パルクールと呼ばれる技術を使って壁を登り、屋根の上を駆け抜け、息を呑むほどの高さから飛び降りることが可能になっています。
特に高所からの飛び降りはイーグルダイブと名付けられており、身体を十字架のように伸ばしたまま飛ぶ様はこのゲームを象徴するもので、映画のポスターにも採用されています。

■イーグルダイブの撮影風景

映画のアサシンクリードはこれまでのシリーズ作にはなかったオリジナルストーリーですが、現代に生きる主人公が持つ遺伝子から過去の記憶を呼び起こす、アサシン教団とテンプル騎士団との戦い、といった基本設定は生かされていることから、これもシリーズの一端を担うものとなるのです。

もちろんアサシンクリードの象徴でもあるイーグルダイブも登場します。
その撮影風景を配給会社の20世紀フォックス社が8月に公開しました。


建物はCGで描かれるのでダイブも数メートルから飛び降りたものを使うのかと思われそうですが、実際に125フィートの高さから命綱なしで飛び降りています。この高さは飛び降りたスタントマンの方にとって初挑戦だったそうです。

イーグルダイブは落下途中で前向けに回転して背中で着地するため、高くなればなるほどゆっくりとした回転になっていきます。
そのため低い位置から飛び降りた物を撮影し、CGで高く見せるのでは回転する速度と高さが合わなくなってしまうのです。
象徴的なものには手を抜かない、そんな制作姿勢が伺えますね。

■映画『アサシンクリード』に集まる期待

スタイリッシュなアクションが目立つ映画ですが、シリーズのストーリーはすべて一貫したものとなっているのでそちらにも注目が集まっています。
アサシンクリードシリーズは、人類発祥以前に高度な文明を築いていた者が残した装置を使って人類を統治しようとするテンプル騎士団と、自由を尊び圧政に屈しないアサシン教団との戦いを描く壮大なストーリーです。
映画もこれに基づいているため、シリーズのファンとしては非常に興味をかき立てられるのですね。

テンプル騎士団は史実上の団体で1312年に解体されていますが、アサシンクリードでは名前を変えて多国籍企業の顔を持っています。
その会社で開発したのが遺伝子内に眠る記憶を呼び覚まし、被験者に仮想体験させるためのシステム「アニムス」なのです。
ゲームではこのアニムスが明確には描かれていなかったのですが、映画でははっきりと姿を表し、被験者に体験させる大掛かりな装置とされています。
これもファンにとっては喜ばしい設定ですね。

メタルギアソリッドシリーズと並びステルスゲームとして広く認知されているアサシンクリード、映画では暗黒時代のスペインを舞台に、秘宝「エデンの林檎」を巡る壮絶な戦いが繰り広げられます。
全米での映画公開は2016年12月、日本公開は2017年、アクションもさることながら、ストーリーからも目が離せない期待作です。

(映画アサシンクリード 日本公式サイト)
http://www.foxmovies-jp.com/assassinscreed/


映画アサシンクリード 日本語版公式トレイラー








2016/09/20 16:00  Copyrights(C)wowneta.jp

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