2016年、カプコンのホラーゲーム『バイオハザード7 レジデント イービル』の体験版『ティザー ～ビギニングアワー～』がPlayStation 4用として公開されました。
この体験版、PlayStation Plusに加入している人向けと限定されているにも関わらず、公開から12日でダウンロード数200万を超える人気となっています。
■新作『バイオハザード7』は原点回帰
ロサンゼルスで行われたゲームイベント「E3」において、何の前振りもなく突然流されたプロモーションビデオ、それを見た多くの人達は、当初それが何のゲームなのかを理解できませんでした。
まさかそれがバイオハザードだとは思えない雰囲気だったからです。
発表当時の客席と映像
このようにホラー色を全面に出してきていますが、このデモと体験版は「敢えて恐怖と探索」を主張したものであって、製品版にはシリーズ通しての要素が入っていると、ディレクターの中西氏が公式サイトのブログでコメントされています。
その記事の中で『バイオハザード7 レジデント イービル』は恐怖、探索、限られた資源、謎解き、そして戦闘、これらを上手く取り入れたゲームで、従来のバイオハザードと同じ形を持っていると言われています。
■『ティザー ～ビギニングアワー～』お薦めのプレイ方法
『バイオハザード7』はVR（バーチャルリアリティ）対応ということもあって、今までのシリーズ作と違って操作キャラが見えません。
したがってキャラクターが見ている視界がプレイヤーの視界でもあります。
それを利用して、こんなプレイ方法をお薦めしたいと思います。
特別なものは必要ありません。注意するのはプレイを夜にするという点だけです。
まずは部屋のカーテンを閉めますが、1箇所だけ、できればゲームをしている時にギリギリ視界に入る場所のカーテンは10cmほど隙間を作って、外が見えるか見えないか、という状態にしておきます。
次に部屋のドアを少しだけ開いて、不意に閉じたりしないよう固定しておきます。
その際、外の廊下や部屋の灯りは消して、ドアの隙間から光が入ってこないようにするのがポイントです。
ゲームの音は周りに迷惑とならないよう少し控えめにしておきますが、ここで一点注意して欲しいのは「絶対にヘッドフォンを使わない」ということにあります。
カーテンの隙間、ドアの隙間をよく確認した後で、部屋の電気を消してゲーム開始です。
カーテンの外が気になる、ドアの向こうに気配を感じる、ゲーム以外の音が異様に耳につく、こうなれば大成功です。
スリル満点のゲームが楽しめているのではないでしょうか。
■視界が奪われると恐怖を感じるようになります
人が何かを認識する時、その情報源は視界から入ってくるものが大半を占めます。
その視界からの情報がなくなってしまうと、自分が置かれている状況を正しく認識することができず、不安になったり恐怖心からパニックを起こしたりします。
テレビに映っている画面に没入していても、その周りの部屋の風景が見えることでゲームだと再認識できて、不必要な感情を抑えることができます。
また、部屋は完全に守られた空間という意識があれば、不安な気持ちが起きたとしても落ち着かせることができます。
部屋を暗くする、カーテンやドアを開けておく、これらはその安心感を打ち壊す手段で、それを意識すればするほど不安や恐怖心を煽ることとなってしまいます。
ヘッドフォンをしないのは、外から聞こえてくる音が聞こえることによって、いっそう不安を掻き立てることになるからです。
VR版はこれと同じくゲーム外の視界を奪うことになりますので、異様に怖いことになると思います。購入を検討している人はいまのうちに慣れておく必要があるかもしれませんね。
（公式サイト）
http://www.capcom.co.jp/biohazard7/
（カプコンブログ）英語版
http://www.capcom-unity.com/timturi/blog/2016/06/24/resident-evil-7-developers-discuss-the-new-evolution-of-horror
なおこの方法は、平気な人は面白いと言ってくれるのですが、少し怖がりの人にやらせると大変なことになりますので、くれぐれもご注意ください。
