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『ヴァーチャルリアリティ(VR)』でゲームの歴史が大きく変わる?

2016年6月、ソニーは長年開発してきたPlayStation4用の周辺機器『PlayStation VR』の発売を2016年10月にすると発表しました。
同時に複数の対応ゲームも発表されたことで注目を浴び、すでに出荷が追いつかないほどの予約が入っています。

これに先駆けて発売されたOculus社の『Rift』、HTC社とValve社による『HTC Vive』なども顔を並べ、世界中でVRへの関心が高まっています。

■VRゲーム機の発想と課題

VRの歴史は古く1968年にまで遡ります。
頭に装着するディスプレイ(HMD)によって外部の視界を遮断し、映しだされる映像のみに限定することで映像に対する没入感を高めます。
頭の動きに合わせて映像も動きますので、あたかも自分がその空間の中にいるかのように錯覚を起こしてしまいます。
これが仮想現実『ヴァーチャルリアリティ』の発想です。
頭の動きに合わせて見えるものが変わる、これは非常に画期的に思われるのですが、実は大きな問題を抱えることにもなりました。
『VR酔い』と呼ばれる乗り物酔いに似た症状です。
実はこれ体験されるとわかりますが、普段乗り物に酔わない人でも酔うほど酷いものです。
ソフトメーカーはこれを克服するために様々な工夫を凝らしていますが、完全な解決にはなっておらず、これからも大きな課題として立ちふさがっていくことは必至です。

■1991年に遊べたVRゲーム機

1991年、イギリスのW Industries社がVRを使ったゲーム機を開発しました。
それが『Virtuality』と名付けられたものです。
当時としては非常に画期的で、複数の同じゲーム機と接続することで多人数が同じゲームを遊ぶことができました。
いまでは当たり前に思われることですが20年前といえばスーパーファミコンが現役、PlayStationとNintendo64、セガサターンが次世代機と呼ばれていた頃です。
どれほど革命的だったか想像できますでしょうか。
海外ではニュースでも取り上げられましたし、日本ではナムコが数台を輸入して同社のゲームセンターに設置していました。

Virtual Reality Tomorrows World BBC 1990


なぜそんな画期的だったものが陽の目を見ずに消えてしまったのか、1つにハードが大きく高価であったこと、もう1つにソフト開発が困難で数が少なかったことにあります。
その大きさのためテーマパークのような施設でなければ導入できず、そこでの業績不振が会社を倒産させるまでに至ってしまいました。
ここで作られていたHMDは日本の企業を含めた複数社が買い取り、残念ながら『Virtuality』は1998年にゲームの舞台から姿を消すこととなったのです。

■2016年のVR

『Virtuality』で培われたであろう技術やノウハウがどれくらい受け継がれているのか、いまとなっては知るすべがありません。
2016年に発売されるものは『Virtuality』に比べ遥かに小型化され、多数のゲームソフトがラインナップされています。
ソフトの質にいたっては、比較できないほど向上しています。
今度こそVRはゲーム界、エンタテイメントに革命を起こすのか、『Virtuality』と同じ運命をたどるのか、いずれにせよ2016年最大の話題であることは間違いありません。
ゲーム好きな人も、そうでない人も、今年のVRにはぜひ注目していてください。

(VR各社公式サイト)
PlayStation VR
http://www.sony.jp/playstation/psvr/

Rift
https://www.oculus.com/ja/rift/

Vive
http://www.htcvive.com/jp/








2016/07/05 16:00  Copyrights(C)wowneta.jp

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