2013年、日本でもネットを中心に爆発的な話題を呼んだ伝説的ブラウザゲーム『クッキークリッカー』が、公開から3年を経てVer.2.0にバージョンアップされ、話題を呼んでいます。
■『クッキークリッカー』ってどんなゲームだったっけ?
『クッキークリッカー(Cookie Clicker)』はフランス人プログラマーのOrteil(本名はJulien Thiennot)が開発し、2013年に公開したブラウザゲームです。
画面上に表示されているチョコチップクッキーをクリックしてクッキーを焼く、というただそれだけのゲームですが、これが世界的に人気を集めて一時的に大ブームとなりました。
焼いたクッキーはクッキーの生産設備の購入に使うことができます。
生産施設には自動でクッキーをクリックしてくれる『カーソル』を始め『工場』や『反物質コンデンサ』などがあり、設備を増やすほど、一定時間で焼けるクッキーの枚数が飛躍的に増加していきます。
タイムマシンや宇宙船を使ってクッキーの枚数を増やすという、かなりぶっ飛んだ設定のゲームですが、中でも目を挽くのが『グランマ(おばあちゃん)』の存在です。
クッキーを使っておばあちゃんを何人も購入できるというのもかなりキテる設定ですが、ゲームを進めて一定条件を満たすとおばあちゃん達が怒り狂って異形の生物に変身、画面上のグラフィックがグロテスクに変化する『Grandmapocalypse』というイベントが発生することが話題を呼びました。
この『クッキークリッカー』のブームが、日本では9月のシルバーウィークの時期と重なったことから、Twitterを中心に一気にブームが拡大しました。
特に『おばあちゃん』は『クッキーババア』の愛称で呼ばれ、そのイラストがTwitterに大量に投稿された挙句、ついには『クッキーババア』専門の同人誌即売会が開催されるまでに至りました。前述のゲーム内イベントは日本では『ババアアポカリプス』と呼ばれていました。
■クッキーの生産設備やサウンドが追加されたVer.2.0
2016年2月9日、作者であるOrteil氏がTwitterで『クッキークリッカー』のバージョンアップを告知、新たな話題を呼んでいます。
バージョンアップ版には、クッキーの生産設備として新たに『銀行』や『寺院』、『魔術師の塔』が追加された他、サウンドの追加や各種バランス調整が含まれているということです。
当時を知っている人も、まだ未経験の方も、これを機会にクッキーを焼いてみませんか?
Cookie Clicker
http://orteil.dashnet.org/cookieclicker/