『ドラゴンクエスト』シリーズと並んで、JRPGの双璧とも言える『ファイナルファンタジー』シリーズ。ナンバリングタイトルとしては最新作にあたる『ファイナルファンタジー15』の発売日が2016年9月30日に決定し、大きな話題となっています。
■シリーズ全タイトル総売上数1億本を超える大人気シリーズ
RPG『ファイナルファンタジー』シリーズは、1987年12月に1作目『ファイナルファンタジー』が発売されて以来、30年近くにわたって続く、日本を代表するゲームシリーズんのひとつです。
シリーズ本数は続編・派生作品を含め、これまでに48本がリリースされ、その総売上はトータルで1億1000万本を超えるとされています。
第1作目を開発した当時の開発会社スクウェアは、その頃経営状態が悪化しており、廃業も検討されていたと言います。しかし1986年に当時のエニックスが発売したRPG『ドラゴンクエスト』が大ヒットし、スクウェアもRPGの開発を決定、
そうして制作された『ファイナルファンタジー』は52万本を売り上げるヒット作となり、やがて会社を代表するシリーズタイトルとなります。後に『ドラゴンクエスト』を開発したエニックスと合併し、スクウェア・エニックスとなったことは良く知られるところですね。
ちなみに、『ファイナルファンタジー』というタイトルについて、社運をかけた最後の夢であったことから『ファイナル（最終）ファンタジー（幻想）』と命名された、という通説がありますが、実際には先にタイトルの略称を『FF』とすることから逆にタイトルが決定された、というのが事実のようです。
■2006年から開発が始まっていたファイナルファンタジー15
ナンバリングタイトルとしてシリーズ最新作となる『ファイナルファンタジー15』。
その開発は遡ること10年、2006年5月にすでに発表されていました。
開発開始当初、この作品には『ファイナルファンタジー ヴェルサス XIII』というタイトルがつけられていました。しかしその後、開発の進捗に関する情報が殆どない状況が長期間にわたって続き、プロジェクトの継続への疑問の声も上がっていました。
しかし2013年6月になって、ようやくタイトルを『ファイナルファンタジー15』に改め、プラットフォームも当初予定されていたPlayStation3からPlayStation4とXbox Oneに変更されることが発表、その後、ディレクターが交替するなどの変遷を経て、2016年3月、ついにその発売日を同年9月30日とすることが決定されたという発表がありました。
10年の歳月を経て、ついに発売日が決定した『ファイナルファンタジー15』
世界中のファンが熱い視線を送っています。
