フロントミッションは、スクウェアが発売したスーパーファミコン向けのゲームです。
フロントミッションには数多くのキャラクターが登場し、それぞれの考えでキャニオンクロウという傭兵部隊へ参加しています。
キャラクターは個性豊かなのですが、戦闘に関するパラメーターの伸びやスキルについても得意や不向きなどがあり育成が楽しいゲームでした。
しかし、ゲームの序盤と後半では難易度が異なる他、ツィーゲライフルと呼ばれる武器によってバランスが壊れることもあります。
◆それぞれの視点で語られるストーリー
フロントミッションは1995年にスクウェアが発売したスーパーファミコン向けのシミュレーションRPGです。
ヴァンツァーとよばれる、ボディとアームとレッグとコンピューターをそれぞれ組み合わせた機体と、格闘、近距離、遠距離の3つの武器によって、敵の部隊と戦うというゲームです。
OCUとUSNという2つの国がハフマン島とよばれる場所で紛争を繰り広げており、一時的にその紛争は収まりつつあったが主人公たちのOCU部隊が偵察任務に行った先で、基地の爆破が起こりそれに伴い再び紛争が始まります。
主人公のロイド達はその責任を負わされて軍から追放されてしまいます。
しかしOCUの傭兵部隊としてロイドは再び戦争に加わっていく事になります。
ロイド以外にも登場する人物は数多く存在し、同じ傭兵のキースやJJは金のために部隊に参加しており、度々金のことで問題を起こしたりします。
フレデリックはジャーナリストとして、キャニオンクロウに同行し後に、キャニオンクロウ視点での物語を本にしています。
他にも居場所がなくなり同行するものや兄弟を探すために同行するものなど様々なキャラクターがキャニオンクロウに合流していきます。
◆キャラクターによって異なる強さとゲームバランス
フロントミッションは、決してバランスの良いゲームとは言えないゲームです。
ゲームの序盤は敵とのパーツ差があまり無い事や、資金不足で良いパーツが買えないなど難易度は高めですが、キャラクターを育成していくにつれてスキルを取得したり、資金に余裕がでてくるとゲームバランスが崩れ始めます。
キャラクターの強さには差があり、スキルを覚えるかどうかが違いになってきます。
フレデリックやモーリーなどの非戦闘員は覚えるスキルなども少ないなど違いがでてきます。
また、覚えるスキルもキャラクターによって個性が出てきて、ヤンは格闘は得意ですが他のスキルは殆ど覚えないなど、キャラによって向き不向きがでてきます。
これにより使えるキャラクターと使えないキャラクターに分かれてしまうのは残念な部分です。
後半になると資金も増え強力なパーツを購入することができるようになる反面、ヴァンツァーに個性がなくなってきます。
強いパーツが限られているため、大体みんなおんなじ見た目になる事が多くなり、せっかく色々なパーツを組み合わせることができるのに個性がなくなってしまいます。
最大のバランスブレイカーであるのがツィーゲライフルと呼ばれている近接向けの武器で、マップのどこかに落ちている隠し武器なのですが、攻撃力が高いだけではなくツィーゲライフルによって攻撃をすることで近距離の経験値が大量に入手することができあっという間にカンストさせてしまうことも出来てしまう武器です。
これを使うことにより、フレデリックやモーリーなどの弱いキャラを前線で戦わせることはできるようになるのですが、使いすぎることでバランスが壊れる要因にもなってしまう危険な武器でもあります。
