新桃太郎伝説は、ハドソンから発売されている桃太郎伝説の続編で完結作にあたる作品です。
新桃太郎伝説には、ほかのRPGには無い様々なシステムがあることでも話題のゲームでした。
戦闘ごとに天気が設定されており、天気によりプレイヤーや敵である鬼に与える影響があるタクティカル・ウェザー・バトルや、通常のRPGで採用されている真上から見ているカメラワークではなく、斜め上から見ている感じで表示されるベベルビュウ・マップ、ゲームの難易度にも影響を与える人気度などがあります。
◆昔話の桃太郎をベースにしたRPG
新桃太郎伝説は1993年にハドソンから発売されたスーパーファミコン用のRPGです。
バドソンから発売されている桃太郎伝説の続編にあたる作品で、桃太郎伝説の6年後の世界が舞台になっています。
ファミコン版の桃太郎伝説はリメイクなどはされていますが、新桃太郎伝説はいまだリメイクが行われておらず、スーパーファミコンで発売されたもののみとなっており、ファンの間ではリメイクを希望してる人も多いようです。
昔話の桃太郎がストーリーのベースになっていますが、浦島太郎、金太郎などほかの昔話との絡みも面白い作品で、桃太郎のオトモの犬が花咲かじいさんのポチ、サルがさるかに合戦のサルだったりします。
なぜ桃太郎がストーリーがベースになったのかというと、桃太郎シリーズのイラストを担当している土居孝幸氏が当時のRPGは西洋をベースにしたものが多く、機会や乗り物などを描くのが苦手だった土居氏が、これが昔話だったらいいのにと発言したのを、さくまあきら氏がそのアイディアに好感触を示し、今までになかった昔話のRPGにしようとなったそうです。
さらに、週刊少年ジャンプでジャンプ放送局を連載しておりちょうど、桃太郎と金太郎と浦島太郎が登場していたことからもこの発想になったとされているそうです。
◆ゲームに関する様々なシステム
新桃太郎伝説には、様々なゲームシステムが登場します。
戦闘毎に天気がかわり、戦闘に影響をするタクティカルウェザーバトルなどもありますが、桃太郎のとった行動により、桃太郎の人気に影響する人気度システムなどもありました。
人気度が高くなることで、店から安く買い物ができるようになったり、福の神が仲間にできるようになります。
逆に人気度が下がることで、物が高くなったり村人の態度などが変わってきます。
人気度は、仲間を助けたり、術の修行を一発で成功させることで上昇し、仲間が死んでしまったり、女湯を覗くなどの悪い行動を取ると下がっていきます。
戦闘において、仲間が死ぬことで人気度が下がってしまうという事がありますが、主人公である桃太郎が敵にやられてしまうと即ゲームオーバーになるというシステムがあり、ゲームの難易度が高いとされている理由にもなっています。
特に、ゲームの初期から仲間になっているスリの銀次がキジの加入の際に抜けてしまうと、桃太郎が一人旅をすることになり、金太郎が仲間になるまでは一人で複数の鬼と戦闘をすることになり一気に難易度が高くなってしまう部分があります。
ゼッコウチョーッ！というシステムもゲームに影響を与えているシステムのひとつです。
フィールドやダンジョンを歩いていると、絶好調という状態になります。
ゼッコウチョーッ！状態では、攻撃力が上がり、会心の一撃が出やすくなり、技の消費が減る、敵の攻撃を回避しやすくなるなどの様々な利点があります。
