クロノトリガーは、スクウェアが発売したRPGです。
堀井雄二氏、鳥山明氏、坂口博信氏の3人が手を組んで制作をするということで話題になったクロノトリガーですが、そのシナリオやゲームシステムなどでも話題になりました。
特にゲームの後半に突入する際には、主人公であるクロノが味方を助けるために命をかけて離脱してしまうというシナリオは話題を呼びました。
◆時代を移動するというシステムを活かしたゲーム
クロノトリガーは、1995年にスクウェアがスーパーファミコン用に発売したRPGです。
ドラゴンクエストに関わっている鳥山明氏、堀井雄二氏とファイナルファンタジーの坂口博信氏がタッグを組んで作るというゲームということで当時はかなり話題になりました。
主人公のクロノは普通の男の子で、建国1000年を祝う祭りで、ひょんなことから次元の間に吸い込まれた女の子を助けるために自分自ら次元の間に飛び込んでいき、その後は幼馴染のルッカとお転婆なお姫様のマールと供に、現代、中世、未来、原始、古代文明などさまざまな時代を冒険していくというストーリーです。
戦闘はアクティブバトルを採用しており、ファイナルファンタジーのようなゲージが溜まったら攻撃が可能になるというシステムで、3人の仲間と連携をすることで強力な技が繰り出せるようになっています。
モンスターとの戦闘では、弱点を突く以外に、特定の攻撃を当てることで弱点が変化したり、ステータスが変化したりするギミックなどもあり、パーティによっては難易度があがったりもします。
時代を移動することで未来を変えることがテーマとなっており、最初は冒険心で時空を旅するようになりますが、未来の世界が滅びていることを知り、過去を変えることで未来を平和にするのが目的になっていきます。
封印されている宝箱というものや、過去の世界を変化させることで中身やイベントが進むといったサブイベントの要素などもあり、やりこみ要素として楽しむことができます。
また、強くてニューゲームというクリア後のデータを使い、装備やアイテム、レベルなどを持ち越して最初から遊べるといったシステムが登場したのもクロノトリガーからです。
クロノトリガーでは、様々なタイミングでラスボスに挑めるという事もあり、タイミングによってエンディングに変化し、10種類以上のエンディングを見ることができました。
◆予想を裏切られたゲームシナリオ
ゲームシステム面でも時代を移動した宝箱の変化や強くてニューゲームなど新しいシステムがありましたが、ゲームのシナリオでもプレイヤーの予想を裏切るような展開が数多くありました。
主人公であるクロノが世界を滅ぼす原因となったラヴォスとの戦いで仲間を守るために命をかけて逃してくれるというシーンでは、その後は主人公がパーティから離脱するという今までのゲームにはないシナリオの展開で驚かされました。
さらに、そのシナリオの途中で、中世編の魔族のリーダーだった魔王が登場し、仲間となって力を貸してくれるといった予想を裏切る展開もありました。
