ファイナルファンタジー6は、スクウェアから発売されたスーパーファミコン向けのゲームソフトです。
ファイナルファンタジーシリーズの音楽を担当している植松伸夫さんはファイナルファンタジー6にも関わっています。
その中でも、ファイナルファンタジーシリーズでも人気のある『妖星乱舞』、『決戦』、『アリア』などがファイナルファンタジー6で使われている楽曲になります。
◆スーパーファミコン後期に発売された最後のファイナルファンタジー作品
ファイナルファンタジー6は、1994年にスクウェアがスーパーファミコン向けに発売したロールプレイングゲームです。
1994年にはPlayStationやセガ・サターンなどの新しいハードが発売され、ファイナルファンタジーシリーズも新ハードでの発売になっていきました。
ストーリーには、大きく魔法と機械の世界が関わっており、大昔に起きた魔大戦という大戦争をきっかけに魔法というものが世界から消えてしまい、機械の世界になっていったが、文明の発展のために幻獣のちからを使った新しい魔法である魔導の力で世界を征服するようになっていく。
それに反するリターナーと呼ばれる組織と、魔導の力を持つ幻獣の少女との関わりによって帝国軍と戦っていく仲間たちの物語になっています。
音楽を担当していたのは、植松伸夫さんで過去のファイナルファンタジーシリーズにも関わっています。
各キャラクター毎のテーマBGMや、ボス戦に流れる『決戦』、ラスボス戦に流れる『妖星乱舞』などがファイナルファンタジー6には収録されています。
◆サントラでは18分以上の長さにもなる『妖星乱舞』
ファイナルファンタジー6のラストバトルにおける戦闘BGMの『妖星乱舞』はサントラに収録されているオリジナルのものは18分以上の長さになる作品です。
エンディングに流れるメドレーはそれ以上の長さがあり、スーパーファミコンとは思えないほどたくさんのBGMがファイナルファンタジー6では使われています。
妖星乱舞は、全部で四楽章で構成されており、ラスボスであるケフカとの戦いのBGMで流れる。
ケフカの最終形態が登場するまでの4つの形態でそれぞれことなる楽章がながれるようになっており、第一楽章は「かお」「ながいうで」「みじかいうで」との戦闘で流れ、魔大陸が浮上した際のBGMである「大破壊」のアレンジがつかわれています。
第二楽章は「とら」「きかい」「なぐる」「まほう」の形態になると切り替わります。
コーラスとパイプオルガンをつかった楽曲で教会でながれる音楽をイメージして作られているそうです。
第三楽曲は「まりあ」「ねむり」形態で流れるBGMです。
曲は第二楽曲と同じような、教会の音楽のイメージですが、男性のコーラスとケフカが登場する際につかわれる「魔道士ケフカ」のアレンジが使われている部分もあります。
第四楽章はケフカとの最終戦でながれるBGMです。
曲のテンポが安定せず、激しい部分だったり穏やかな部分があったり、ケフカの笑い声が流れているなどかなり乱れているBGMですが、これはケフカの精神状態や世界や空間などが乱れているというイメージで作られているのでは無いかとファンの間では言われているそうです。