『FINAL FANTASY 6』（FF6）は、スーパーファミコンで発売されたゲームソフトです。
FF6はスーパーファミコンから発売された最後のファイナルファンタジー作品でドットによる敵キャラや建物、背景などのグラフィックやサウンド、ゲームとしてのボリュームなどはスーパーファミコンの中でも最高峰の作品になっています。
しかし、ゲーム中に発生する致命的なバグやボスが弱すぎるなどゲームバランスとしては問題のある作品でもありました。
◆スーパーファミコンの後期に登場したFINAL FANTASY
『FINAL FANTASY 6』は1994年にスーパーファミコン向けのゲームソフトとしてスクウェアから発売されたロールプレイングゲームです。
ファイナルファンタジーシリーズとしては、スーパーファミコンで最後の作品となり、スーパーファミコンでも後期にあたる作品で24メガビットのROMを使用しています。
スーパーファミコン以外にも、PlayStation、ゲームボーイアドバンス、iOS、Androidなどでリメイク作品がつくられ、WiiやWiiUなどではバーチャルコンソールで配信されています。
ニンテンドークラシックミニスーパーファミコンにも収録されています。
今までのシリーズではメジャーだった魔法をストーリーに組み込み、魔法が使えることが珍しい異質のもの、魔法を使うためには召喚獣のちからが封印されている魔石という石が大きくストーリーに絡んでいる。
また、ゲームの後半では前半に仲間になったキャラクターと離れ離れになってしまうが、特に仲間に加える必要も無いといったファイナルファンタジーでは珍しい形の作品になっている。
◆ゲームを進行していくだけでも致命的なバグが発生したり、ボスが楽に倒せてしまう問題がある。
ファイナルファンタジーというタイトルが有名になって、初心者でもプレイがし易いようにレベルをあげるだけでもクリアできるような難易度になっている。
魔法を取得することができる魔石が、ほとんど隠されているようなアイテムなので魔石を装備することでボーナスをうまく利用すると、かなりキャラクターを強化することができて楽にボスを倒せるようになってしまっている。
また、ボスの耐性がゆるいため、システムを把握してると楽にボスを倒すことができてしまう。
特に毒に対する耐性をもっている敵が居ないため、相手を毒にした上で、リフレクトリングやバニッシュなどで敵の攻撃を防ぎ続けるだけで勝てるようなボスも多く存在する。
バグも多く存在し、楽に攻略できる技として有名なのがバニッシュとデスのコンボです。
バニッシュは透明という状態異常になる魔法ですが、物理攻撃を100％回避できるかわりに魔法が確実に効くというもので、バニッシュを敵にかけてデスやデジョンをかけることで簡単に倒せてしまうのである。
他にも、本来装備できないキャラの装備が装備できてしまったり、装備できないものが装備できてしまうというバグがあり、特に機械を装備するというものでは、大幅に防御が上がるため有名になった。
公式がこれを逆手にとって『ファイナルファンタジーディシディア』ではアビリティとして機械装備というものが登場し、このアビリティを装備すると様々な防具が装備できるようになるという公式も認めているバグのひとつになっている。
