スーパーフォーメーションサッカーは、ヒューマンが販売したサッカーゲームです。
スーパーフォーメーションサッカーは、PCエンジンで発売されていたフォーメーションサッカーヒューマンカップ90のリメイク版なのですが、このゲームはサッカーが好きな人が作っていたようで、かなりリアルなサッカーゲームに仕上がっています。
◆Jリーグが始まる前よりも前から本格的なサッカーゲームを作っていた
スーパーフォーメーションサッカーは、1991年にヒューマン株式会社が発売をしていたスーパーファミコン用のサッカーゲームです。
PCエンジンで1990年に発売されていたフォーメーションサッカーヒューマンカップ’90のリメイク版として発売されていますが、Jリーグが創立されたのが1991年なので、Jリーグが創立する前に作られているゲームです。
特徴的なのが、当時のサッカーゲームでは縦で上から見下ろすタイプのものか、横スクロールのものが主流でしたが、フォーメーションサッカーでは縦のスクロールを採用しており、手前のキャラクターが大きく表示され、奥のキャラクターが小さくなるといった遠近法により3Dを再現していました。
◆理不尽だがリアルなサッカーゲーム
縦のスクロールといった実際にサッカーをやっている視点でゲームがプレイできるといったリアルさ以外にも、登場するチームの強さもリアルなものになっており、弱いチームはとことん弱いし強いチームはものすごく強いといったゲームのバランスではなくリアルなチームの強さを再現していました。
また、国ごとのチームの選手の能力も個別に設定されているといった細かさもある。
しかし実際のサッカーと異なりゲーム的な理不尽な部分などもあり、イエローカードが無くレッドカードは有るという厳しいルールのため、あっというまに選手が不足するといった自体も引き起こしてしまいました。
また様々な国との試合を行い、優勝をすることでトロフィーが手に入るのですが、そのトロフィーをヒューマンチームによって奪われてしまい取り戻さないといけないといった理不尽な部分もある。
いろいろと理不尽な部分はありますが、Jリーグが創立され人気が出る前からサッカーに注目をしており、欧州のサッカーチームが今ほど知られていない時代から取り入れていたりと、サッカーが好きな人が開発に居たのだなという感じが伝わってくるゲームです。