『がんばれゴエモン~ゆき姫救出絵巻~』は、スーパーファミコンで発売された人気のゴエモンシリーズのひとつです。
ゴエモンシリーズは、ファミコンで発売された『がんばれゴエモン!からくり道中』からスタートをした人気のシリーズで、特に人気の高かったスーパーファミコンの最初の作品が、『がんばれゴエモン~ゆき姫救出絵巻~』です。
◆漫画の影響もあり人気になったシリーズ
『がんばれゴエモン~ゆき姫救出絵巻~』は、コナミから1991年にスーパーファミコン用のゲームソフトとして発売されました。
ゴエモンシリーズは、ファミコンのがんばれゴエモン!からくり道中からスタートしたシリーズで、ゆき姫救出絵巻は、シリーズでは4作目になります。
3作目は、外伝として扱われているのでストーリー上では3回目の冒険として扱われています。
江戸時代の日本を舞台としており、日本全国の地域の特徴を取り入れたステージをクリアしながら進んでいくという横スクロールのアクションゲームで、コミカルなギャグを取り入れたり、江戸時代にはなかったであろう技術などを取り込んだSFのようなストーリーになっています。
スーパーファミコンのゆき姫救出絵巻の発売後、『コミックボンボン』にて漫画の連載を開始しており、その効果もあってかスーパーファミコンで発売されたゴエモンシリーズは、大人気の作品となりました。
何人かの漫画家によってコミックスが発売されていますが、長年にわたって連載を続けていた帯ひろ志先生のゴエモンシリーズが人気であり、とくに登場キャラクターのくのいちのヤエはお色気担当として、ゲーム以上の活躍をみせていました。
◆ゆき姫救出絵巻は、ファミコン時代のゴエモンを受け継ぎスーパーファミコンの基礎となっている。
スーパーファミコンでは、ゴエモンシリーズは5つの作品が発売されていますが、その基礎になっているのがゆき姫救出絵巻です。
ファミコン版のゴエモンシリーズは、時代劇のようなストーリー展開や背景でしたが、スーパーファミコンのシリーズからはコミカルな要素や時代にあっていない技術などが登場をしてSFのような世界観になっていきました。
また、ゲームのジャンルも一本道であったファミコン版と違いスーパーファミコンでは、アクションゲームの要素だけではなく、探索して新しいルートをみつけたりといった謎解き要素や隠されている招き猫をみつけて集めるといったRPG要素なども追加されていきます。
ゆき姫救出絵巻は、ファミコン版のゴエモンをそのままスーパーファミコンで制作したという感じがまだ強く、時代背景こそはコミカルなSFになっていきましたが、お金を稼いで、道具を整えてボスに挑んでいくというファミコン版のゴエモンと同じような感じになっている作品です。