『プリンセスクラウン』は、セガサターンから発売されたアクションRPGです。
『プリンセスクラウン』というゲームは、セガサターンから発売されたドット絵のグラフィックのベルトアクション型のアクションRPGで一部のファンからは根強い人気があり、続編などもつくられている作品です。
しかし、そのプリンセスクラウンが開発され、発売されるまでには、不運な出来事と、幸運な出来事があったのです。
◆ダンジョン&ドラゴンズなどを手掛けたスタッフが開発したゲーム
プリンセスクラウンは、セガサターン用のゲームとして発売されたアクションRPGです。
PSPにも移植がされ、続編のオーディンスフィアもPS2にて発売されています。
主人公は、王女グラドリエル13歳。
ヴィレンディア王国は、代々女王が治める国で、魔界から現れるデーモンたちと戦っていました。
若くして王女となったグラドリエルは、国内で起きている様々な事件のことを知り、城から抜け出して事件の解決に向かいます。
そしてこの事件をきっかけに、冒険の旅に出ていくのです。
ベルトアクション型のゲームにしては珍しく、自由度が高く、村とフィールドを自由に行き来できたりします。
フィールドは、敵が出る場合や出ない場合がランダムで、敵がいる場合は戦闘をして次のマップに進みます。
食べ物の扱いやグラフィックにこだわりがでているので是非注目してほしいポイントです。
アーケードゲームで人気があったダンジョン&ドラゴンズに関わった神谷盛治が企画したゲームで、ベルトアクションの部分や、食べ物のこだわりの部分などは、神谷さんが得意な分野が出ている作品になっています。
◆プリンセスクラウンの発売されるまでの出来事
プリンセスクラウンの企画を担当していた神谷さんは、カプコンでダンジョン&ドラゴンズに関わっていましたがその後、退社をして他のゲーム会社にいました。
プリンセスクラウンは元々はRPGではなく、プリンセスメーカーのような育成シミュレーションと格闘ゲームをミックスしたようなゲームとして企画を持ち込みましたが、セガのプレゼンテーションの最中に、「これはRPG?」と聞かれ「はい」と答えてしまったため、そのままRPGへと作り直したそうです。
また、開発途中に会社が倒産するという危機に見舞われてしまい、セガに相談をしたところ、ちょうどセガはバンダイとの合併の話があったため忙しかったので、プリント倶楽部などで仲が良かったアトラスを紹介してもらい、アトラスの協力により開発資金を出してもらい、プリンセスクラウンを発売することができました。