ハードの進歩によって、フォトリアルなグラフィックを売りにするゲームが増えています。
特にホラーゲームにおいてはその傾向が顕著で、『バイオハザード7』や『Outlast2』といったリアルさを売りにしたタイトルが話題になっていますよね。
そんな流れの中で、フォトリアルとは違う路線のグラフィックやキャラクターを特徴とする新作ホラーゲームが話題を呼んでいます。
■-LITTLE NIGHTMARES-リトルナイトメア
2017年4月28日にPlayStation4とWindows向けに配信開始されたホラーアドベンチャー『-LITTLE NIGHTMARES- リトルナイトメア』。
このゲームは視点固定式の3Dアクションアドベンチャーで、プレイヤーは黄色いレインコートを着た幼い少女「シックス」を操作し、舞台となる「胃（モウ）」と呼ばれる船からの脱出を目指します。
PVを一見して分かるのが、この作品のグラフィックデザインの持つ独特の味わいでしょう。
ホラーと銘打たれるだけあって、ステージの多くは薄暗く不気味な雰囲気を醸し出していますが、登場するキャラクターは皆、デフォルメをされたユニークなデザインで、怖さと共に愛嬌を併せ持っています。
背景グラフィックのデザインも秀逸で、リアルさを感じさせる質感を持ちつつも、キャラに合わせたデフォルメがなされており、一場面一場面が、まるで童話のイラストを見ているような印象を与えてくれます。
■深夜廻（しんよまわり）
2015年10月、日本一ソフトウェアがリリースしたPlayStation Vita用ソフト「夜廻」は、子どもの頃に誰もが体験した、“夜の闇に潜む恐怖感”をテーマにしたホラーアドベンチャーゲームで、デフォルメされたキャラクターを用いたグラフィックの独特のテイストが高く評価されました。
その「夜廻」の続編として発表されたのが「深夜廻」です。
えんたーぺーじ | 深夜廻（しんよまわり） | 日本一ソフトウェア
http://nippon1.jp/consumer/shin_yomawari/
前作では、散歩の途中行方不明になった犬と、犬を探しにいったまま帰らない姉を探す妹をプレイヤーキャラとして操作しましたが、今作の主人公は「ユイ」と「ハル」という二人の少女。
夏休みの終わり、花火大会の帰り道に裏山で道に迷った二人ははぐれてしまい、お互いを探すための夜の街をさまよう……というストーリーとなっています。
プレイヤーは二人の少女を交互に操作してゲームを進行、一人のとった行動や得た情報はもう一人の行動に影響を与えることもあります。
夜の街は暗く、懐中電灯を頼りに進んでいかなければなりませんが、路地裏の闇には恐ろしい「おばけ」が潜んでいます。
ステージの広さは前作の2倍、廃墟の洋館や図書館といった新マップも追加されており、ボリューム感のあるゲームプレイが期待できそうです。
対応機種はPlayStation Vitaに加え、今作では新たにPlayStation4用も発売されました。
リアルなグラフィックのホラーゲームとは一味違う2つの作品。
たまにはこんなホラーゲームで遊んでみるのも、良いのではないでしょうか？
