ギャンブル漫画の第一人者とも目される漫画家、福本伸行。
その代表作とも呼ばれる『賭博黙示録カイジ』を初めとする「カイジシリーズ」には、数々のユニークなオリジナルギャンブルが登場します。
そんな「カイジ」オリジナルギャンブルの中でも、特に強烈な印象を残した競技「鉄骨渡り」を体感できるVRゲームがPSVR専用タイトルとしリリースされます。
■オリジナルのギャンブル競技が魅力
福本伸行の『賭博黙示録カイジ』は、アニメ化・映画化もされている福本作品の代表的存在です。
自堕落な日々を過ごしていた主人公の青年、伊藤開司（カイジ）が、知人の借金の連帯保証人になったことから、ある日突然、莫大な借金を背負うことになり、その返済のために危険なギャンブルの世界へ足を踏み入れていくというストーリーです。
同作の最大の魅力とも言えるのが、オリジナルのギャンブル競技の数々。
ストーリーの最初に登場した「グー」「チョキ」「パー」の三種類のカードを用いて行うギャンブル「限定ジャンケン」は、そのルールのシンプルさと奥深さが高く評価されています。登場人物同士の心理や駆け引きの面白さもあって、今でも「カイジ」シリーズを語るのに欠かせないものとなっています。
この「限定ジャンケン」はすでにゲーム化されており、2000年5月にプレイステーション用ソフト『賭博黙示録カイジ』としてリリースされています。
■「勇者たちの道」（ブレイブ・メン・ロード）とは？
「勇者たちの道」（ブレイブ・メン・ロード）は「限定ジャンケン」とならんで「カイジ」シリーズを代表するギャンブル競技のひとつです。
「人間競馬」とも呼ばれるこの競技は、高所に張り渡された鉄骨の上を渡るというもので、渡りきると賞金を得ることのできる引換券が受け取れるというルールでした。
鉄骨は高さ10メートルの高さであり、転落すれば負傷、下手をすれば死亡するという危険な競技。
しかも一度に複数人数が同じ鉄骨を渡るため、勝ち残るには前を行くライバルを突き落とすという、非情の決断を必要とするものでした。
人間競馬を辛くもクリアした選手たちの前に待っていたのは、さらなる試練。
今度はより高所の落下すれば死は確実という高さの場所に張られた鉄骨を渡って、賞金引換券の交換場所へ行かなければいけない、というものでした。
しかも、鉄骨にはしがみついて落下を逃れることができないよう、高圧電流が流されているという始末。主人公のカイジは、命をかけてこの常軌を逸した競技を行うことに……。
■PSVRで「鉄骨渡り」を体感!!
2016年10月に制作が発表されたPlayStation VRソフト『カイジVR ～絶望の鉄骨渡り～』は、「賭博黙示録カイジ」の「鉄骨渡り」を再現するVRゲームです。
人気タイトルのコミックを原作とし、その人気の高いエピソードをVRでどのように表現するのか、発表当初から高い注目を集めるタイトルとなっていました。
2017年7月11日、『カイジVR ～絶望の鉄骨渡り～』の開発元であるソリッドスフィアは、同タイトルを2017年8月28日に配信開始することを公表しました。
合わせて同時に、ゲームシーンを収録したトレーラー映像もYouTubeで配信。
ゲームシーンの一端を見ることが可能です。
『カイジVR ～絶望の鉄骨渡り～』の価格は1800円となっています。
