『ファアーエムブレム外伝』は、ファミリーコンピューターで発売された、シミュレーションゲームです。
ファイアーエムブレムシリーズの2作目として発売されましたが、前作やその後のファイアーエムブレムとはシステムが異なる部分があることなどで外伝となっています。
しかし、『ファイアーエムブレム 聖魔の光石』や『ファイアーエムブレム 覚醒』などにもフリーマップなどの似ているシステムなどが採用されています。
◆紋章の謎の1部と2部の間ぐらいの世界の話
『ファイアーエムブレム 外伝』は1992年に任天堂から発売されたファミリーコンピューター向けのシミュレーションRPGです。
ファミリーコンピューター以外にも、2009年にはWii用としてバーチャルコンソールで発売されており、その後も2013年に3DS用、2014年にはWiiU用のバーチャルコンソールとして発売されました。
2017年には、『ファイアーエムブレム Echoes もうひとりの英雄王』として、リメイク版が発売されています。
前作のファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣のクリア後のストーリーで、男性の主人公と女性の主人公を交代させながらゲームを進めていきます。
ストーリーとしては、外伝の扱いとなっており前作とのつながりは無いのですが、前作に登場した一部のキャラクターが登場し、その後のスーパーファミコンで発売された『ファイアーエムブレム 紋章の謎』の2部へとつながる部分の補足のような部分があります。
◆ファイアーエムブレムの外伝としての立場
『ファイアーエムブレム外伝』というタイトルの通り、ファイアーエムブレムシリーズとしては移植となる作品で、同じようなシステムの『ファイアーエムブレム 聖魔の光石』以外ではあまり見られないシステムがあり、外伝というタイトルにふさわしいものになっています。
聖魔の光石は、外伝に似せて作っているという部分もあるので外伝が与えた影響は大きいようです。
具体的には、フリーフィールドとよばれる、メインのストーリー以外に自由にマップが移動できるというもので、ファイアーエムブレムの敵としては異色の魔物との戦いがあります。
魔物を倒すことで経験値が入手できる以外に、レアアイテムを落とす事などがあり、後の作品では、スキルとして登場する流星や月光といったアイテムなども登場します。
『ティアリングサーガ』というPlayStationのゲームがあり、ファイアーエムブレムの開発スタッフが関わっており、ゲームの内容が同じであったり、最初は『エムブレムサーガ』という名前で発売する予定であった事から、裁判になりました。
この、『ティアリングサーガ』に関わっていたのが、外伝のスタッフという事もあり、こちらの内容もほぼ外伝と似ている内容になっています。