メタルギア2ソリッドスネークは、前作のメタルギアの続編にあたる作品で、のちのメタルギアソリッドシリーズに関わる様々な要素がこの作品に登場します。
オリジナルのメタルギア2版はMSX2で発売されましたが、メタルギアソリッド3のおまけや、Wiiのバーチャルコンソールなどで配信されたメタルギア2では、通信の際などに表示されるキャラクターのグラフィックが大幅に変更されていました。
◆メタルギアソリッドにも続く様々なシステムの登場
メタルギア2ソリッドスネークは、コナミからMSX2向けに発売されたゲームです。
前作と同様に、施設に潜入し敵に見つからずに工作活動をしていくのが目的となっています。
1990年の後半に、核の脅威による戦争は落ち着きをみせていたが、ザンジバーランドとよばれる国が、世界各地の核施設へ攻撃を開始し世界一の核武装を手に入れます。
それと同じ時期に、長年持つとされてきた石油資源が枯渇しはじめており、世界各地で、エネルギーを求める動きがありました。
そこでチェコの生物学者であったキオ・マルフ博士が、高純度の石油を精製することが可能な微生物を発見します。しかし博士はザンジバーランドによって博士は拉致されてしまう。そこで、ソリッドスネークはザンジバーランドに単身潜入を開始することになります。
前作のメタルギアと同じように基本は敵に見つからないようにマップを探索し、アイテムを回収していくというシステムですが、様々な部分に追加要素があり、より潜入要素が強いゲームになっています。
敵の視野が広がり、正面以外の場所でも発見されるようになっており、発見されると、危険モードに突入し、危険モードを時間経過により回避することで回避モードに移行、そこからさらに時間経過により潜入モードに戻るようになります。
匍匐前進や、壁を叩いて音を出したり、動くものを探知する導体レーダーなども、このシリーズから登場します。これらのシステムは後のメタルギアソリッドにも導入されるシステムになっています。
◆オリジナル版とリメイク版でグラフィックが違う理由
メタルギア2ソリッドスネークに登場する人物のグラフィックには、それぞれモデルになっている映画の俳優がおり、そのドット絵の出来があまりも良すぎるため、肖像権の問題があったのでは?とされています。
主人公であるソリッドスネークは、おじさんのイメージがありますが、メタルギア2のオリジナル版では、シルベスタ・スタローンのランボーの時の格好がモデルになっています。
BIGBOSSはショーン・コネリーがモデルになっています。
http://www.konami.jp/gs/game/mgs2/japanese/index_2.html