ワギャンランドは、ナムコが発売したファミコン向けのゲームソフトです。
緑色の機械的な恐竜のワギャンを操作して遊ぶアクションゲームです。
ワギャンランドでは、アクションゲームではありますが、各ステージのボス戦では、しりとりパズルや神経衰弱、モザイク当て、数字探しなどのパズル要素で対決を行います。
◆ゲームセンターで人気のあったキャラクターがワギャンのモデル
ワギャンランドは、1989年にナムコが発売したゲームですが、主人公であるワギャンのモデルには、1987年にゲームセンターやデパートなどの遊戯コーナーであったゲーム機のキャラクターがモデルになっています。
どんなゲームだったかというと、ワギャンに対して専用のマイクのようなもので大声を出すと、その音量を機械が測定して、ワギャンが返事をするというゲームでした。
ワギャンランドでは、ワギャンが大声を発する事で、相手の動きを止めて進むというアクション要素があり、モデルとなっている大声も反映されています。
◆ワギャンランド独特のボス戦システム
ワギャンランドの最大の特徴とも言えるのが、ボス戦です。
しりとり、神経衰弱、数字探し、モザイク当てなどのパズルで対戦をするシステムで、今までアクションゲームをしてきたのにボスになると別のゲームが始まるという2つのゲームを楽しむことができるゲームでした。
しりとりパズルが特に良くできていて、絵が書いてあるパネルを選んでしりとりをしていくのですが、1つの絵でも複数の意味をもっており、それをどう繋げて相手の選ぶ言葉を無くすかというのが勝負の決めてとなります。
ワギャンというキャラクターが可愛い事と、アクションゲームだけではなく、パズル要素もあった事、難易度もそこまで高くなかった事もあり、男子だけではなく、女子にも人気があったゲームです。
しりとりパズルだけを切り取り、更に進化したものがスマートフォン向けのアプリとして配信されていたりと、今でもワギャン人気は根強いようです。