バイオハザードCODE:Veronicaは、カプコンから発売されているバイオハザードシリーズのひとつです。
バイオハザードコードVeronica(以下ベロニカ)は、バイオハザードの歴史の中でも正史のひとつとして扱われていますが、ナンバリングでは無い作品となっています。
◆フルポリゴンで制作されたクオリティの高い作品
バイオハザードCODE:Veronicaは2000年にカプコンからドリームキャスト向けのゲームとして発売されました。
当初は、ベロニカはドリームキャスト以外には出しませんと宣言していたが、1年後に完全版がPS2とドリームキャスト版で発売されることになります。
また、その後もゲームキューブやXbox360,プレイステーション3などでは発売されました。
ハードの性能が上がったことで、固定カメラから移動カメラとなり、画面自体は固定だがキャラクターを遠くから追いかけるといったカメラワークに変更されました。
ハード性能の向上は、グラフィックも大きく向上させており、フルポリゴンで作られたグラフィックで、クオリティの高いものになっていました。
主人公は、クレア・レッドフィールドとクリス・レッドフィールドの2人のプレイヤーを操作することになり、前半はクレア、後半はクリスとプレイするキャラクターが何回か入れ替わるシステムになっています。
また、クレアの起こした行動がクリスに影響するといったクロスオーバー要素もあります。
◆CODE:Veronicaがナンバリングでは無い理由
ベロニカは、バイオハザード2のラクーンシティの事件の3ヶ月後の話が舞台となっており、事件の生き残りであるクレアがアンブレラの調査のため、ヨーロッパに向かった兄を追いかけて、フランスに向かうが、途中でアンブレラに見つかってしまい刑務所に移送されてしまうというところから始まります。
このストーリーは、バイオハザードの歴史でも取り上げられる事が多く、正史として扱われていますが、数字のナンバーであるナンバリングではありません。
その理由として、発売されたハードがドリームキャストであったことが挙げられています。
バイオハザードの1~3というシリーズは、プレイステーションで作られていたため、当初は、ドリームキャストだけで作られる予定こともあり、ナンバリング以外の名称をつけたほうが良いという考えであったためとされています。
その後は、ベロニカも移植されてしまいますし、バイオハザード4ではニンテンドーハードなのにも関わらずナンバリングタイトルを使用しており、更には今後はバイオハザードシリーズはゲームキューブで発売すると行っていましたが、バイオハザード4の発売直前にプレイステーション2での発売を発表するなど、カプコンの信頼を落とすきっかけとなってしまっています。
http://www.capcom.co.jp/bio_series/biohazard_cv.html