バイオハザード7は、カプコンの発売するゲーム、バイオハザードシリーズのひとつです。
バイオハザード7はキャッチコピーに「すべては恐怖のために」と使われているように、ホラーとしての作品にこだわっている作品です。
バイオハザード4~6にあったような激しいアクションによる戦闘ではなく、ホラーとしての部分による恐怖を全面に押し出している演出が数多く盛り込まれています。
◆原点に戻ってきたバイオハザード
バイオハザード7は、カプコンより2017年に発売されたプレイステーション4、XboxOne、パソコン向けに発売されたホラーアクションアドベンチャーゲームです。
通常のバイオハザード7とは別に、グロテスクバージョンも発売されておりレーディングが厳しくなっており、グロ演出なども激しいものも同時に発売されています。
プレイヤーの人数は一人となっており、COOPにより協力プレイができた5や6とは異なり、初代のバイオハザードのような、探索をしていくという要素が強く出ている作品です。
敵から身を隠しながら進んだり、カギや仕掛けを解除するヒントなどを集めて、妻といっしょに脱出する事が目的となっており、アドベンチャー要素が帰ってきました。
カメラワークは、アイソレートビューとよばれるFPS視点に変更され、VRにも対応した作品となっています。
ストーリーとなる舞台は、アメリカの南部にあるルイジアナ州が舞台となっており、主人公であるイーサンは、3年前に突然行方不明になった妻のミアからの「私を探さないで」というメッセージを受け取り、そのメッセージの送り先へと捜索に行くところから始まります。
◆VRだからこその作りやシステム
今回のバイオハザードの売りのひとつにVRに対応しているという部分がありました。
ゲーム自体は、VRで無くとも楽しめる作品ですが、VRならではのシステムとして、敵の攻撃をガードするという新しい動きが取り入れられています。
これは敵の攻撃をガードすることによってダメージを減らす事ができるのですが、このシステムはVRを実際にプレイしている人を見て、体が動いてしまうという事でこれは面白いということで採用されたそうです。
VRで無くとも今回は、敵との戦闘は近距離で行われる事が多いためガードはかなり重要な要素になっています。
ホラーゲームにおいて恐怖を感じる事でストレスを感じ、そこから開放されたときに安心感を感じることでより恐怖としてのメリハリができるということで、敵の出現頻度や出現するタイミングなど、ゲームの構成についてはかなりバランスを取っていたそうです。
また、ゲームのプレイ状況をAIが判断して、出現頻度をコントロールできるようにしていたとか。
VRとホラーというジャンルは、相性も良いということがバイオハザード7によって証明されました。
今後も、VRの可能性とともに新しいバイオハザードの作品に期待が持てる作品となっています。
http://www.capcom.co.jp/biohazard7/