オンライン対応のサバイバルアクションゲームには対人プレイ（PvP）を主目的とする対人モードを実装したものも多く人気を集めていますが、2017年3月24日に、完全に対人戦に特化されたゲーム『PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS（PUBG）』が発売、わずか16日の間に100万本セールを獲得する人気タイトルとなっています。
果たしてこの人気急上昇中の『PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS』の秘密とは一体？
■サバイバルアクションで人気の対人戦（PvP）モード
近年人気のサバイバルアクションゲームですが、その多くがオンラインでの対人戦モード（Player versus player、PvPとも）を実装しており、人気を博しています。
PvP要素に特化したサバイバルアクションゲームの先駆的作品となったのが「DayZ」です。
もともとは戦争アクションゲーム「Arma」シリーズの2作目、「Arma2」をベースとしたModゲームでしたが、後に｛DayZ｝単体としてプレイできるスタンドアロン版が発売されています。
「DayZ」はいわゆるゾンビアポカリプスもののサバイバルアクションゲームで、一人称視点で遊ぶFPSと三人称視点で遊ぶTPSの二つのモードから選択してプレイ可能です。
もちろんサバイバルゲームですから、単にゾンビを倒せばそれで良いというわけではなく、プレイヤーキャラには「空腹」や「喉の乾き」といったパラメータが設定されており、いかに必要な物資を確保しながら生き残っていくかが要となっています。
そして、このゲーム最大の特徴は、他のプレイヤーに対しても普通に攻撃ができることです。
プレイ中、プレイヤーが協力しあわなければならない強制性は一切なく、他のプレイヤーに協力することも、あるいは攻撃することもすべてプレイヤーの任意です。
このため、他のプレイヤーから物資を奪うバンディッドや、他プレイヤーを殺す（PK）ことを目的としたサイコパスプレイヤーが横行、NPCとして襲ってくるゾンビなどよりも、他のプレイヤーキャラクターが怖いという緊張感を生み出しています。
■対人戦に特化した『PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS』
PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS（プレイヤーアンノウンズ・バトルグラウンズ）は、韓国Bluehole社が開発したサードパーソンシューティングのオンラインサバイバルゲームです。
その最大の特徴は、PvPに特化している、ということです。
『DayZ』におけるゾンビのようなNPCのエネミーは登場せず、プレイヤーの敵はすべて他のプレイヤーが操作するキャラクターになります。
ゲームの舞台となるのは無人島。
飛行機からこの島に降下したプレイヤーは、武器や防具、回復アイテムといった物資を探索、確保しつつ戦うことになります。
武器にはクラフト要素もあり、確保できたアイテム次第では、かなり強力な武器を創ることも可能です。
島には戦闘エリアが設定されており、一定時間ごとにこのエリアが縮小、エリア外にいるプレイヤーは継続ダメージを受けて死んでしまいます。
そのため、どこかに立てこもって生き残る、という戦術は使えません。
1度のプレイに参加できる人数の最大値は100人、バトルロイヤル形式で戦っていき、どこまで生き延びることができるかを競い合います。
最後まで生き残り、勝利条件を満たすと、次のようなメッセージが表示されます。
“勝った！勝った！夕飯はドン勝だ！！”
この、なんとも微妙に間違った日本語メッセージが受け、「ドン勝」はPUBGプレイヤーの合言葉にもなっています。
ゲーム実況動画の題材として使いやすいこともあり、PUBGはニコニコ動画を始めとするプレイ動画で人気を博しています。
現在はまだアーリーアクセスということもあり、バグも多数見られますが、オンライン対戦好きのゲーマーなら、早めに遊んでおきたいところですね。
（公式サイト）
https://www.playbattlegrounds.com/main.pu
