バイオハザード2は、ウィルスの感染により凶暴化してしまった生物から逃げて生き抜くホラーゲーム、バイオハザードシリーズの2作目となる作品です。
バイオハザードは、開発当時は期待されていなかった作品でしたが、意外にも大ヒットとなり、その続編の制作も決定し、開発が進んでいました。
しかし、バイオハザード2は完成間近まで作られていたのにもかかわらず開発中止になっていました。
◆バイオハザード2から始まる新しい試み
バイオハザード2は、カプコンが1998年にプレイステーション向けのゲームとして発売したホラーアクションアドベンチャーゲームです。
プレイステーションで発売されたあとは、ニンテンドー64、ドリームキャスト、ゲームキューブなどにも移植をされている人気の作品です。
バイオハザードシリーズは、新しい技術や試みをすることが多く、バイオハザード2では、主人公をレオンとクレアという男女の2人の主人公として、片方を中心にプレイをしていくのですが、もう片方の主人公も同時進行で
物語が進んでいて、片方の行動がもう片方に影響を及ぼすという、ザッピングと呼ばれるシステムが登場した作品でした。
ディスクが2枚に分かれており、レオン編とクレア編にわかれており、それぞれのディスクのクリア後に違うディスクを入れると別の裏モードが始まります。
また、クリア特典の中には第三の主人公が登場するなどおまけ要素も多い作品でした。
ザッピングやクリア後のおまけ要素などは、このあたりのゲームから多く見かけるようになっていきました。
◆バイオハザード2が開発中止になった理由
バイオハザード2は一度完成間近まで行っていましたが、一度リセットを行い、作り上げられた作品です。
その理由とされているのが、前作のバイオハザードのヒットが原因になっています。
前作のバイオハザードに関わっていたベテランスタッフが、バイオハザードの新作は後進に任せようと開発を譲った形になったのですが、後にチェックをしてみたところ、前作のように100万本のヒットを飛ばせるゲーム内容ではないとして開発の中止と、発売延期を自身の辞表と共に会社に申し出るという形で作り直しが行われました。
その作り直される前のバイオハザードは、バイオハザード1.5としてバイオハザードシリーズのディレクターズカットなどにおまけ要素などと一緒に収録されています。
また、開発していたゲームエンジンを破棄するのではなく、それを元手にカプコンから発売された鬼武者などが作られたそうです。
http://www.capcom.co.jp/bio_series/biohazard2.html